パピヨンの多頭飼いについて

犬は本来、多頭飼いに向いている動物といえます。
それは犬の祖先が狼であることも関係していて、
群れで生活するのを基本としていたからです。

ただし人間と一緒になってからも長いですし、
犬は野生でなければ群れでなくても大丈夫です。

ですからパピヨンのブリーダーの子犬を可愛いと思っていて、
もう一匹欲しいと思った場合も多頭飼いするには
問題はありません。※留守番のさせ方多頭飼いの注意点

しかし、パピヨン同士なら相性が良いわけではなく、
別の種類の犬の方が仲良くなる可能性もありますから
それは覚えておきましょう。パピヨン大好きはこちら。

種類が違うからといって問題があるわけではないのです。

多頭での飼い方で注意しなければならないことは、
誰がリーダーなのかをハッキリさせておくことです。

犬にとってはリーダーがいないということは
結構なストレスになることがありますから、
まずは先に飼っているほうをリーダーとして決め、
餌やおやつをやるのもその犬からにするなどの
配慮をするようにしましょう。

犬が抱えるストレスの種類と解消する方法

犬が抱えるストレスの種類には二種類があると考えられます。

一つが心理的ストレスで、もう一つが身体的ストレスという事に
なると考えられています。

心理的ストレスは飼い主との間に感じる不安感などから生じると
考えて良いかもしれません。

ですから、飼い主である夫婦が争って口喧嘩をしているような
所にいると、自分がどうしていいのか分からないで
かなりの不安感を感じてストレスになるということです。

犬は自分の立ち位置というものを明確にすることで
安心していられるところがあるので、その根幹が
揺らぐような事があると不安になるという事です。

身体的なストレスは嫌な事を無理矢理させられるような場合に病気が生じます。

苦手な犬の近くに連れていかれるなどの時に、リードを無理に
引っ張って連れて行くと、大きなストレスになっていると考える必要があります。

ストレス解消法としては、なでなでしてあげたりするスキンシップと
散歩に連れていくなどの具体的な分かり易い行動を取るという事で
ストレスが解消されていく事になります。

しっぽを振って喜んでいるような状態であれば、これは上手く
ストレスの発散が出来ていると考えていいでしょう。

逆に反応が鈍いという場合は注意が必要です。

しつけや関係性を大事に

一頭で買う場合には飼い主がリーダーですが、
同じ飼い主でも夫婦やカップル、家族などで飼っている場合には
人間の優先順位も必要になります。

安心して暮らせる

後からきた子犬が可愛くてそちらばかりを手にかけていると、
先にいる犬と新しくきた犬の関係性が壊れてしまい
相性が悪くなってしまいます。

あくまでもリーダーはこの子だ、ということを
ハッキリわからせるほうが犬との共同生活はうまくいくのです。

また、多頭飼いでも一頭飼いと同じように
お金や手間をかけるようにしましょう。

犬の食欲や元気が無いのは病気などのサインかも!熱中症や心臓病などの予兆は?

犬の食欲がなかったり、元気がないと心配になるのが病気です。
緊急性の高い疾患の可能性があり、なるべく異変に早めに気付くことにより病気の早期発見に繋げることができます。

特に子犬や高齢犬、闘病中の犬や体力のない犬など、食べない時や元気がないと注意が必要です。
いろいろな病気が考えられますが、病気が理由として考えられるケースにはいくつか特徴があります。
水を飲まない場合は注意が必要で、水や食べ物も受け付けないような状態は病気かもしれません。
嘔吐をすることもあり、特にご飯を食べないのに嘔吐する場合、吐いたものが胃液や胆汁など判断するのは難しいでしょう。嘔吐物の色などをメモしておき、スマホなどで撮影しておくと診察に便利です。

下痢をしている際も嘔吐と同じように、便の色や状態などを確認しておきます。
元気がなかったりぐったりしているケースもあり、何かしらの病気や熱があり、体に痛みを感じることも多いです。
いつもとは違った症状があるなら病気が疑われるので、病気の予兆を感じとることが大切になります。

例えば歯の汚れや歯茎の腫れ、食欲不振などがある場合、口腔疾患が考えられるので歯周病や口内炎などを疑いましょう。
元気がなかったり呼吸が荒く、尿の色の異常や震えなどがあると内臓疾患かもしれません。
心臓病や肝炎、腎不全などが予想されます。
いびきや喘鳴、失神や食欲不振などがある場合、呼吸器疾患が考えられ短頭種気道症候群などが対象です。

嘔吐や下痢、血便や食欲不振がある場合、消化器疾患による胃腸炎などが予想されるでしょう。
咳や呼吸困難、チアノーゼや栄養状態の悪化の場合、寄生虫による感染症が疑われるので、フィラリア症や回虫症などに注意が必要です。

夏場などでは熱中症なども考えられるので、体調をよく確認しておくことが重要になります。
対処法として、食べ物を少し残す場合2〜3日様子をみても大丈夫です。しかしまったく食べなかったり、元気がないなら病気が疑われるので早く動物病院に行くことをおすすめします。

病気からの食欲不振を予防するのは難しいですが、回虫症やフィラリアなどの感染症の場合薬やワクチンなどで予防することが可能です。
定期的な予防接種が重要になります。

食べたくないのに無理に食べさせるのはやめておきましょう。
誤飲により食べ物を口にしないこともあり、場合によっては水や食べ物などを与えない対処が行われることもあります。
腸閉塞や胃捻転といった命に関わるケースがあり、犬がご飯を食べず病気が疑われるなら、獣医師にすぐ相談することが大事です。