名前のルーツはフランス語にあり!

パピヨンの特徴

パピヨンという犬の存在自体はとても有名です。しかし、可愛いと思っていても、その由来までは知らない飼い主も多いです。

英語が起源だと思われがちですが、パピヨンという単語のルーツはフランス語です。日本語に直訳すると昆虫の蝶を指します。そう言われても、犬は哺乳類であるにもかかわらず、昆虫の名前を付けられていることに疑問を持つ人もいるでしょう。

そのような人はパピヨンを前からじっくりと見てください。

全体的なシルエットが蝶に似ていることに気付くはずです。具体的には耳の部分が羽のように見えるのです。もちろん個体差があるので一概にいはいえませんが、極端に離れていると感じる人は多くありません。よほど偏屈な見方をしない限り、耳を羽に見立てることは何となくイメージできるはずです。あくまでも名前に関する説明であり、両者の間にそれ以上のつながりはありません。

あえて挙げるなら、どちらも可愛い生き物として認識されていることぐらいです。字面的にも愛らしいので、蝶という意味を知らなくても、名前自体が好きという人も見受けられます。破裂音が二つ続いていて、ポップな雰囲気が漂っていることも影響しているのでしょう。

悪魔島からの脱獄と関係がある?

悪魔島からの脱獄

犬のパピヨンが可愛いことは確かですし、字面や発音も微笑ましく感じられます。しかし、この名前が付いているものでも、可愛くないものが存在します。その代表といえるのが、脱獄班を描いた暗いテイストの映画です。主人公が送られた流刑地は悪魔島と呼ばれるところです。

絶対に脱獄は不可能といわれる堅牢な難所ですが、主人公はそこから何度も脱獄を試みます。当然のように失敗を繰り返すのですが、最終的に成功するというのが主なあらすじです。成功するまでにかかった年数は15年となっています。

なお、主人公の名前こそがパピヨンであり、彼は無実の罪で投獄されていました。このように重々しい映画ですが、名前がパピヨンなので楽しい内容だと勘違いする人もいるかもしれません。

特に注意が必要なのは、インターネットで検索するときです。他のワードと一緒に検索した場合、こちらがヒットする可能性もあります。だからといって大した問題はありませんが、画像検索をしていると場合、あまりのギャップに驚いてしまうかもしれません。パピヨンは犬専用の名称ではないことを理解しておきましょう。なお、この作品はかなりヒットしており、リメイク版も制作されています。