パピヨンは、頭いい犬種と言われていて、300もある犬種の中で上から8番目に位置するほど賢いです。小型犬の中ではトイプードルに次ぐ知能の高さを備えていますし、パピヨンより上位にはラブラドールレトリーバーやボーダーコリー、ジャーマンシェパードなどの様々な分野で活躍している使役犬が次々にランクインしています。
パピヨンは優秀な使役犬と同じように飼い主の指示を理解したり、最初の指示だけですぐに従えるほどの優れた能力を持っています。小型犬なのに立派なラブラドールたちと張りあえるほど頭いいパピヨンは、とても魅力的な犬種です。
それゆえに、子犬の頃からしっかりとしつけた方がいいという意見もあります。なぜなら、賢いだけにプライドが高く、しつけ方を間違えるとわがままになる可能性が高いからです。
褒める場合と叱る場合にはそれぞれしっかりと行い、メリハリをつけるようにしましょう。パピヨンはとても賢いため、日々のコミュニケーションを欠かさないようにして注意深く育てるべきです。
根気よくしつければ、それに見合った多くの事を学習し、物分かりが良く明るい性格の愛犬として飼い主や家族に癒しを与えてくれます。
パピヨンの男の子について
パピヨンは性別によって性格が異なるというより、個体ごとの性格に大きな違いがあります。しかし、性別ごとに若干の違いはあり、男の子の特徴としては飼い主に甘える反面、慣れていない人には警戒心を強く示します。
そのため、初めて他人が触る瞬間は注意して見ておくべきでしょう。また、パピヨンの男の子は女の子と違って出産を経験しないため、成犬になってもずっと子供っぽさが抜けきれません。
いつまでも可愛い仕草を見せてくれるため、愛玩犬として長く楽しませてもらえる魅力があります。さらに、パピヨンの男の子はおっとりとした性格のため、飼いやすいというメリットもあります。
気性の荒い犬種なら、しつけの途中で噛みつかれるトラブルがありますが、それがないため安心です。なお、男の子は子供っぽいため、遊ぶのが大好きです。
小さい頃から走り回る事を好むため、優秀なスポーツ犬になれる素質があります。フリスビーやドッグランに興味を示したら、存分に練習させてあげると良いでしょう。
ただし、思春期に人形や人の手に対して自分の優位性を示すように馬乗りになる場合があります。放っておくと悪い癖がついてしまうので、人形やぬいぐるみから遠ざけたり、人の威厳をしっかり示して手の上にのしかかるのを防ぐようにしましょう。