パピヨンの魅力といえば、つぶらな瞳にフワフワの長くて柔らかい被毛です。パピヨンにはぬいぐるみのような愛くるしさがあり、その姿に癒されるという人も多いのではないでしょうか。
しかし、長毛種はきちんとケアしないと、すぐに毛玉ができてしまいます。毛と毛が絡まり合ってできるのが毛玉ですが、皮膚を引っ張ることになるので痛みを感じる場合もあります。
毛玉があると通気性が悪くなるので、皮膚炎の原因になることもあるようです。また、汚れが溜まりやすくなり、不衛生な状態を招くこともあります。
パピヨンの毛質は柔らかいので絡まりやすく、毛玉ができやすいのが特徴です。毛玉ができるのを防ぐには、ブラッシングをきちんと行うことが必要になります。
その頻度は、基本的に毎日行うのが基本です。特に春と秋の換毛期になると、抜け毛の量も大きく増えます。その際にはケアする回数を多くして、こまめにお手入れすることが欠かせません。
短毛の犬種に比べるとお手入れが大変と感じるかもしれませんが、ブラッシングをすることで艶のある綺麗な状態を保つことができます。毛玉ができている場合には、優しくブラシで解いてあげるようにします。
力を入れすぎると痛みを感じることもあるので注意が必要です。
2週間に1回程度行うのが目安
パピヨンの被毛を美しい状態に保つためには、シャンプーを定期的に行う必要があります。ただし、回数が多ければいいというわけではなく、適切な頻度で行うことが大切です。
大体、2週間に1回程度が目安となります。それ以上行ってしまうと、皮膚が乾燥してしまうのであまり良くありません。
臭いなどが気にならなければ、月に1回程度で大丈夫なこともあります。体から出る皮脂や排泄物の汚れなど、パピヨンの体は意外と汚れています。
こういった汚れは、きちんとシャンプーしないと落とし切ることができません。汚れが体に残っていると、皮膚疾患を招いてしまうこともあるので気を付けなければなりません。
特に肛門の周辺には、臭いの強い分泌液がたまる肛門腺があります。マーキングに使われるものなので臭いが強いのは仕方ありませんが、肛門腺から出る分泌液を放っておくと悪臭になってしまうこともあります。
パピヨンのような小型犬は、大型犬に比べて分泌液が溜まりやすいとも言われています。
また、シャンプーをする際には、犬用の種類の中でも被毛や皮膚に優しいものを選ぶことが大切です。静電気によって毛が絡まってしまうことが多いので、保湿効果があるタイプを選ぶと静電気が起こりにくくなります。