パピヨンの愛らしさをさらに引き立てるためのカットの中でも特に人気なのが「テディベアカット」です。
このカットは顔周りを丸く整え、ふんわりとした仕上がりになることで、ぬいぐるみのような可愛らしさが際立ちます。大きな耳とテディベア風の丸い顔が組み合わさることで、見る人の心を一瞬で惹きつけます。また体の毛を適度に短く整えることで、動きやすく、毛が絡まりにくくなるメリットもあります。
テディベアカット以外にも、豊かな飾り毛を活かした「スッキリ」や「プチボリューム」なども人気です。スッキリは特に夏場におすすめで、耳周りや足元、体全体の毛を短めに整え、清潔感を保ちながらも、らしさを損なわないバランスを目指します。一方プチボリュームは体のボリュームを残しつつ、耳の毛を軽く整えるスタイルで、寒い季節にも適しています。耳の飾り毛を長く残して「クラシックスタイル」にするのも良いアイデアで、華やかさを引き出したい場合にはおすすめです。
「パピーカット」も愛らしい雰囲気を出すスタイルとして根強い人気があります。パピーカットは仔犬らしい柔らかい印象を演出するため、全体の毛を均一に短く整えつつも、少しだけ丸みを残すのがポイントです。このスタイルはシンプルで手入れも比較的しやすく、毛が絡まりにくいのも魅力です。
サロンでの相談ポイント
パピヨンのカットスタイルを決める際、サロンでの相談が非常に重要です。まずトリミング犬種特有の被毛の特徴を理解してもらうことがカットの仕上がりを左右します。シングルコートで被毛が絡みやすいため、デザインだけでなくお手入れのしやすさも考慮して相談することが大切です。
例えばテディベアに挑戦する際も、顔周りの毛量や耳の形を考慮して調整してもらうと良いでしょう。特に「顔周りは丸く」「耳の飾り毛はふんわりと残してほしい」など、具体的な要望を伝えることで、希望通りの仕上がりが期待できます。
またサロンのスタッフと相談時には、お手入れの負担についても話し合うことをおすすめします。可愛らしい仕上がりのカットスタイルでも、毛が絡みやすい部分や、ブラッシングが必要な箇所があるかどうかを確認すると、日常のお手入れが楽になります。
また敏感肌の対策としてシャンプーやコンディショナーの選定や、肌に負担の少ないカット方法についても相談すると安心です。サロンのスタイリストに、毛質や肌質に合ったお手入れ方法を提案してもらい、快適に過ごせるカットを実現しましょう。
サロンではパピヨンの健康面についても気を配った相談が大切です。敏感肌の子が多いため皮膚に優しいカット方法や刺激の少ないシャンプーの使用を希望するのも一つのポイントです。