パピヨンの起源はスパニエル系やスピッツ系

ルイ14世やマリー・アントワネットの愛犬として知られているパピヨンの起源は、16世紀頃にすでに登場していたトイスパニエルだといわれています。パピヨンといえば大きな耳が特徴的ですが、当時は耳ではなく、尻尾が美しいという理由で人気となっていました。

愛犬として知られているパピヨンパピヨンには、耳が立っているタイプと耳が垂れているファーレンが存在しています。ファーレンはフランス語で、日本語に訳すと「蛾」という意味です。ただ、日本での蛾のイメージとは異なり、フランス語では美しい色合いの蛾を指しています。立ち耳タイプの繁殖が積極的に行われるようになったのは、18世紀頃のフランスでした。

その後、ベルギーでも立ち耳タイプの繁殖が行われるようになり、20世紀になってからは世界的に知られる犬種になっています。立ち耳にするためにスピッツと交配し、体格を小柄にするためにチワワと交配したことで初期よりも体格が小さく、現在のものに近い見た目になったというのが通説です。

ただ、20世紀頃のパピヨンは現在のものよりは大きく、毛色もレッド一色が多かったといわれています。現在のものは白地が基本となっており、そこにレッドやブラウン、ブラックなどが混ざっているのが一般的です。

明るくて好奇心旺盛で愛情深いパピヨン

犬の被毛はシングルコートと、被毛が二重に生えているダブルコートがあります。パピヨンの被毛はシングルコートで、細くて柔らかな手触りです。耳の飾り毛や美しい尻尾などはホコリがつきやすいので、毎日丁寧に被毛のブラッシングをする必要があります。

犬の寿命平均寿命は約14歳とされており、人間の年齢でいえば72歳ほどです。犬の平均寿命が約14~15歳であることを考えれば、パピヨンの寿命は長寿であるといえるでしょう。

また、性格的には個体差はあるものの、平均的に非常に好奇心旺盛で明るい犬種です。活発で遊ぶのが大好きなことから、可能であれば1日に室内遊びを何度かしたり、散歩も30分程度行ったりするのが望ましいといえます。

飼い主に対しても愛情深く、室内遊びの時間が少なすぎるとコミュニケーション不足からストレスを溜めてしまうので注意が必要です。その一方で、賢いのでしつけがしやすく、子犬の頃から適格なしつけをすれば無駄吠えなども防ぐことが期待できます。

しつけをきちんと行っていない場合、賢い性格ゆえに家庭で禁止したい行為も覚えて繰り返すようになるケースも珍しくありません。悪いことをしたときは叱り、良いことをしたときは褒めるなどオンオフをしっかりつけてしつけるのが重要です。

パピヨンの毛色は何種類?

パピヨンはその名の通り「蝶」を意味するフランス語から名付けられた犬種で、その美しい耳と豊富な毛色が特徴です。

フランス語から名付けられた犬種

 

この犬種には様々な毛色が存在し、飼い主や愛好家から高い人気を誇ります。犬の毛色は、基本的には白がベースで、その上に他の色がパッチやマーキングとして存在します。一般的な毛色の種類にはレモンカラーブラック&ホワイト、セーブル(淡い茶色から濃い茶色)&ホワイトなどがありますが、これら以外にも様々な色の組み合わせが認められています。

 

特に注目される毛色の一つが「トライカラー」です。トライカラーの犬は、白、黒、そして茶色の3色が混在する美しい毛色を持ちます。黒と茶色は通常、顔や耳、体の周りにパッチとして存在し、その配色のバランスがこの犬種の魅力の一つとなっています。

 

「パーティーカラー」とは、白を基調とした毛色に二色以上の色が含まれる犬を指します。パーティーカラーは、トライカラーを含む広い範囲の色の組み合わせを持ち、特にカラフルな外見が特徴です。この毛色の犬は、明るく華やかな印象を与え、見る人を魅了します。

 

「ミスカラー」という用語は、犬種の標準に準じない毛色を持つ犬を指す場合に用いられます。これは、犬種標準に記載されている色やパターンとは異なる特殊な配色を指し、ショーなどの競技会ではペナルティの対象になることがあります。

毛色によって性格は変わるの?

犬の毛色と性格が直接的に関連するという科学的根拠は現在のところ確立されていません。犬種による性格の違いは認識されていますが、同一犬種内での毛色の違いが性格に大きな影響を与えるという証拠は少ないです。

 

パピヨンを含む多くの犬種において、毛色は主に遺伝的要因によって決定され、これが直接的に犬の性格を形成するわけではありません。

毛色によって性格は変わるのか

 

性格は遺伝的要因の他にも育成環境さらにはその個体が経験するさまざまな生活条件によって形成されます。例えば人間とのポジティブな相互作用、他の犬や動物との適切な社会化、運動や遊びの機会が豊富な環境などが、犬の性格に好影響を与えることが知られています。

 

パピヨンは一般的に活発で好奇心旺盛、友好的な性格を持つ犬種として知られていますが、これは毛色によってではなく、犬種特有の性質と育成の仕方によるものです。

 

パピヨンの個体によって性格の差異が見られるのは、毛色よりもむしろ遺伝的多様性や個々の生活経験の違いに起因すると考えられます。毛色はパピヨンの外見的特徴を決定する要素の一つに過ぎず、愛情深く適切なケアと教育を受けた犬は、どのような毛色であっても素晴らしい性格を育むことができます。

名前のルーツはフランス語にあり!

パピヨンの特徴

パピヨンという犬の存在自体はとても有名です。しかし、可愛いと思っていても、その由来までは知らない飼い主も多いです。

英語が起源だと思われがちですが、パピヨンという単語のルーツはフランス語です。日本語に直訳すると昆虫の蝶を指します。そう言われても、犬は哺乳類であるにもかかわらず、昆虫の名前を付けられていることに疑問を持つ人もいるでしょう。

そのような人はパピヨンを前からじっくりと見てください。

全体的なシルエットが蝶に似ていることに気付くはずです。具体的には耳の部分が羽のように見えるのです。もちろん個体差があるので一概にいはいえませんが、極端に離れていると感じる人は多くありません。よほど偏屈な見方をしない限り、耳を羽に見立てることは何となくイメージできるはずです。あくまでも名前に関する説明であり、両者の間にそれ以上のつながりはありません。

あえて挙げるなら、どちらも可愛い生き物として認識されていることぐらいです。字面的にも愛らしいので、蝶という意味を知らなくても、名前自体が好きという人も見受けられます。破裂音が二つ続いていて、ポップな雰囲気が漂っていることも影響しているのでしょう。

悪魔島からの脱獄と関係がある?

悪魔島からの脱獄

犬のパピヨンが可愛いことは確かですし、字面や発音も微笑ましく感じられます。しかし、この名前が付いているものでも、可愛くないものが存在します。その代表といえるのが、脱獄班を描いた暗いテイストの映画です。主人公が送られた流刑地は悪魔島と呼ばれるところです。

絶対に脱獄は不可能といわれる堅牢な難所ですが、主人公はそこから何度も脱獄を試みます。当然のように失敗を繰り返すのですが、最終的に成功するというのが主なあらすじです。成功するまでにかかった年数は15年となっています。

なお、主人公の名前こそがパピヨンであり、彼は無実の罪で投獄されていました。このように重々しい映画ですが、名前がパピヨンなので楽しい内容だと勘違いする人もいるかもしれません。

特に注意が必要なのは、インターネットで検索するときです。他のワードと一緒に検索した場合、こちらがヒットする可能性もあります。だからといって大した問題はありませんが、画像検索をしていると場合、あまりのギャップに驚いてしまうかもしれません。パピヨンは犬専用の名称ではないことを理解しておきましょう。なお、この作品はかなりヒットしており、リメイク版も制作されています。

パピヨンの涙やけの理由と治療法

小さくて可愛らしいパピヨンが、涙やけになってしまったときは慌てずに症状を確認しましょう。原因として
考えられるのが流涙症や眼瞼内反症、逆さまつげや鼻涙管の閉塞などです。

 

最も多い流涙症は、何らかの理由により涙腺から鼻へ流れるはずの水分が滞り、大量に排出されるさいに毛に付着し含まれるミネラルやタンパク質を餌にするバクテリアの繁殖して生じるものです。よく見られるのが、目頭から下にかけて毛の色が赤茶色に変わる、その部分に炎症が生じるとかゆみを感じやすくなり前足で頻繁にかこうとするなどがあります。

 

この他にもパピヨンの目にゴミが入る、何らかの理由で目を傷つける、鼻涙管が詰まってしまい涙が溢れ出す、さらに花粉症や食物などのアレルギー、目の水分の蒸発を防ぐための油分を分泌するマイボーム腺の働きが落ちるなどが原因として考えられます。パピヨンは比較的涙やけしやすい犬種であるため、原因を知っておくと役立ちます。

動物病院で診断してもらう動物病院で診断してもらうと原因に合わせた治療法を提案してくれるため、頻繁に見られる場合は相談すると良いでしょう。また自宅で拭き取る場合は清潔な使い捨ての布を使うのが良いです。水で濡らした綿棒でなぞるようにふやかしてからコットンで拭き取ると綺麗に拭えます。パピヨンの目に綿棒やコットンが入らないように中止してください。

実は簡単!涙やけの予防方法

涙やけを防ぐ予防法もあるので紹介しましょう。まずパピヨンがストレスを発散できる環境を整えます。

 

例えば1日2回の散歩など定期的な運動をすることで新陳代謝を活発化させてやれば、ストレスを解消しやすくなります。年齢にもよりますが、基本的にパピヨンという犬種は運動を好むため、散歩に加えておもちゃで遊んであげたり、ドッグランでは自由に走らせてやるとより効果的です。

 

体質にあったドッグフードを与えるのも大切なポイントになります。現在使用しているドッグフードが原因となる可能性もあるので別のものに交換したり、動物病院に相談して紹介してもらいましょう。特におやつやドッグフードに含まれるタンパク質の種類や量に注目してください。

 

現在使用している餌の成分表をチェックしておき、別のタンパク源を使っているものへ変更します。室内飼育の場合は、掃除する回数を増やすだけでも予防法になります。

ハウスダストや花粉などを防ぐ

ハウスダストや花粉などを防ぐため、寝る場所や餌を食べる場所、トイレをする場所を念入りに掃除してください。また花粉の季節の季節で症状が見られるときは、空気清浄機を使ったり加湿器を使ってやると花粉やホコリを減少させられます。

穀物不使用で安心して与えることができる

ドッグフードの成分

パピヨンは人気が高い犬種なので、飼っている方が多くいると思われます。可愛いだけでなく、しつけがしやすくて飼いやすいことも魅力です。

パピヨンに適したドッグフードは様々なものがありますが、特にカナガンをおすすめします。チキンが50%以上も使われているため、美味しく食べてくれる犬がかなり多いです。ドッグフードであれば何でもいいわけではなく、味がかなり異なるので美味しく食べてもらえるものを与えることも大事なポイントになります。

カナガンは穀物不使用のグレインフリーですし、香料や着色料など余計なものが使われていなくて、安心して与えることができるはずです。他のドッグフードで使われていることが多い消化しづらい小麦やトウモロコシではなく、食物繊維が豊富なサツマイモやエンドウ豆を使用しています。チキンは人間が食べても大丈夫な上質な肉を厳選されていることも特徴です。

そして、粒が食べやすいサイズになっており、パピヨンのような小型犬にピッタリです。粒のサイズが合わないことも食べてもらえない原因になっているので、ドッグフードを選ぶ際は粒のサイズも重視しないといけません。サーモンオイルや海藻、野菜も豊富に含まれています。

高品質なアボカドを使用している

パピヨンにはアボダームも適しています。アボダームは皮膚に苦しんでいる犬や猫を救う目的で誕生しました。アボカドを使用していて、皮膚や被毛にとって大切な栄養を摂ることができますし、不飽和脂肪酸が多く含まれていることも魅力です。アボカドはフルーツで最も栄養価が高いと認められているので、パピヨンの健康を考えている方は検討してみてください。

アボカドの栄養価
皮膚に良いだけでなく、4種類の乳酸菌を配合しているのでお腹に良いですし、グルコサミンとコンドロイチンを配合していて関節のサポートもしてくれます。歳をとってくると関節が悪くなって歩けなくなってしまうパピヨンが少なくないため、関節サポートをしていることも高く評価できます。

また、アレルギーに配慮してグレインフリーであることに加えて、着色料など余計なものは使われていないので安心して与えることが可能です。高品質のアボカドを使用したドッグフードなので、健康に生活してもらいたいと考えている方におすすめです。

実際に与えて皮膚疾患が改善されたケースが多くあるので、与えてみる価値が十分あります。せっかく優れた製品があるのに、普通のドッグフードを与えるのは勿体ないです。

パピヨンが販売されている価格の相場

パピヨンを自宅で飼いたい人が知っておいた方が良いのは、購入するための値段相場です。だいたいどれくらいの予算を用意しておけばよいか事前にわかっていれば、お店に行った時に犬を選びやすくなります。国内で営業しているペットショップで購入できますが、お店によっては取り扱っていない場合もあるので注意が必要です。

顧客の人気が高いパビヨン

同じように取り扱いをしているお店であっても、価格が大きく違う場合もあります。そのために、複数のお店を訪れて販売価格を比較した方が、手ごろな価格で購入できる犬を見つけやすくなるのでおすすめです。

自宅の近くにあるペットショップで販売されているパピヨンの値段相場は、複数のお店の販売価格を平均することで計算できます。地域により、こうした相場には多少の違いがある場合もあります。全国的なペットショップで販売されているパピヨンの価格の相場は、10万円から30万円程度です。人気のある個体ほど価格が高くなる傾向があります。

顧客の人気が高いのは、見た目がかわいらしい犬です。同じ種類のものであっても個体によって顔にも個性があるので、整った顔をしている犬の方が高い価格で販売されていることが多いです。

お店での平均的な販売価格

パピヨンを販売している全国各地にあるペットショップでは、さまざまな価格をつけて犬を販売しています。平均的な販売価格は10万円から20万円程度です。この価格帯のものが、全国のペットショップで数多く販売されています。

中には20万円を超える価格で販売されているものもありますが、こうした値段の高い犬は高額の価格がつけられるにふさわしい何らかの特徴を持っていることが多いです。血統が優れている場合にも、平均的価格よりも高額がつけられることがあります。

血統のはっきりとしている犬は、父親と母親がどのような犬か知ることができるだけでなく、その祖父母のことも知ることができる場合があります。購入すればしっかりとした血統書をもらえるような犬も販売されていて、血統書のない一般のパピヨンよりも高い価値がつけられています。

平均的価格よりも高額で販売されいる場合

性別も販売価格に大きな影響を与えるポイントです。オスよりもメスの方がおとなしいために、メスの方が高い価格がつけられていることが多いです。子供を産むことができることも、メスの犬の方が高い価格で販売されている理由です。

犬の年齢もパピヨンの価格に影響を与え、平均的価格よりも高額で販売されているのは、生後数か月未満の若い子犬です。

パピヨンをサマーカットする換毛期の時期とは?

家族の一員でもあるパピヨンにできるだけ夏を快適に過ごしてもらいたい、そのためにサマーカットをしたい
と考えている飼い主さんもいるでしょう。

サマーハット

パピヨンの毛を夏用にカットする際には、いくつかの注意点を意識することをおすすめします。

サマーカットを行う場合は、極端に短くカットしすぎない、毛質が変化する可能性について考えておく、毛の役割を学んでおくなどの注意点が重要になります。

短くカットしすぎると被毛が本来の役割を果たすことができず、直射日光の直撃を受けてしまいます。夏の強い紫外線が原因で皮膚に症状を引き起こす可能性も考えられるでしょう。

急に毛を短くカットすると毛質が変化することがあります。
一度の少量ずつなら基本的に問題ありませんが、一気にカットすると毛質が変わってしまう恐れがあります。

極端なカットで毛穴がダメージを受ける可能性も考えておく必要があるでしょう。

犬の毛は人間の髪と同じように、いくつかの役割を持っているということも重要なポイントです。
サマーカットによって毛が役割と果たせなくなると、肌などに影響を与えるかもしれません。

気温に考慮してのカットにはメリットもあります。夏用にカットを行う場合は、これらのポイントについて意識した上で行うことをおすすめします。

皮膚や体をダメージから守る被毛の役割

パピヨンの被毛にはいくつかの仕事があり、肌や体を守っています。それでは被毛の役割とはどのようなものなのでしょうか。

まず最初の役割には体温調節が挙げられます。被毛の間に含まれた空気は、パピヨンの体を快適な温度に保ってくれます。

この効果は季節を問わずに発揮され、夏でも冬でも快適に過ごせるようになっています。

突然の雨や水たまりなどで犬の体が濡れてしまった際も、被毛があることで肌へのダメージを防いでくれます。水は被毛によって防がれ、肌は直接濡れずに済むはずです。

夏場の体温調節また、野外を散歩するパピヨンにはダニやノミといった害虫がつきやすくなります。

さらに、これらの害虫から皮膚を守る仕事も担っています。暑い季節には強い直射日光も防ぐことができるでしょう。

害虫も直射日光も被毛によって遮られ、パピヨンの肌には直接届きません、さまざまな役割を担う被毛をその効果を知らずに極端にカットしてしまうと、パピヨンの体自体に影響が及んでしまう可能性が考えられます。

愛犬をできるだけ涼しく過ごさせてあげたい、暑そうにしているなどの理由でカットを行う場合は、被毛にはもともとこれらの役割があることを覚えておくことをおすすめします。

パピヨンの飼い方を詳しく知るならこのサイトが最適!

最近急にペットを飼いたいと思い始めるようになってきた、または一人でいることに寂しさを覚えて本格的にペットが欲しいと思っているなど、何か一つでも思い当たるのであればぜひパピヨンブリーダー.comをチェックしてみてください。

日本には多種多様な種類の犬種がたくさん存在していますが、なかでも最近特に人気を集めているのが可愛らしい見た目が特徴的なパピヨンになります。

なぜそこまでパピヨンが注目を集めているのかと言うと、おっとりとした優しい瞳が癒しを与えてくれることはもちろんのこと、小型犬なので一人暮らしでも飼いやすいといったメリットがあるからかもしれません。

飼いやすい小型犬

また、パピヨンの性格について詳しく紹介していくと、ほとんどの子達が聡明でとても賢いタイプであることや、人に対してかなり友好的で人懐っこい性格である点が人気の理由の一つとされています。

パピヨンブリーダー.comではこうしたパピヨンに関する特徴を正確に教えてくれるばかりでなく、最新の情報までいち早く知ることができるのでチェックしてみて損はないでしょう。

少しでも動物を飼ってみたいと考えているのであれば、一度じっくりとサイトを使って考えてみてはいかがでしょうか。

パピヨンの基本情報や正しい飼い方について解説!

パピヨンはとても聡明で賢い考えを持っている犬種なので、飼ううえで絶対に注意しておいた方が良い点などは滅多にありません。

しかし、選ぶ子によって多少性格に違いはあるものなので、これから購入を検討していたり譲渡の予定がある場合には、正しい飼い方についてや基本情報をしっかりと知っておきましょう。

まず、パピヨンは遊ぶことがとても大好きなことが多い為、室内で飼う場合であっても毎日30分程度は運動させる時間を設けてあげてください。

パピヨンに必要な運動量

また、他の犬種と比べても少しだけ毛が長いといった特徴を持っているので、抜け毛で部屋中を汚してしまわないように定期的なブラッシングを行うと良いでしょう。

パピヨンの基本的な情報については、ペットショップやブリーダーから購入したり譲渡してもらう場合、担当してくれるスタッフの方にちゃんと説明を受けておいた方が得策です。

選ぶ子によっては少しばかり虚弱体質であることが予想されたり、あまり食事を多くとらないことがあるなど注意しておくべき点がみえたりするので、可能なかぎり事前情報は確保しておきたいところです。

さらに、希望する方に対しては親の情報を教えてくれるブリーダーもいたりするので、知りたい方は一度声をかけて個人的な情報を襲えてもらうのも良いかもしれません。

小型犬の中では運動量が豊富で活発な犬

大きな耳と美しい飾り毛が特徴のパピヨンは、見ているだけで抱きしめたくなるような愛らしさがあります。

中世ヨーロッパでは、王侯貴族に愛されていました。
パピヨンは、王侯貴族が集う宮廷で暮らしていたこともあります。

そんな愛らしい見た目とは裏腹に、パピヨンは非常に活発に動き回る犬種です。
小型犬の中では運動量が多いので、パピヨンを飼う際にはそれを理解しておく必要があります。

スポーツが得意なパピヨン
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小型犬ですが家の中だけでは、十分な運動量を確保することはできません。
日頃から十分な散歩を行うことが大切です。
1日の散歩の目安としては、30分程を2回行うのが理想になります。

ただ歩くだけではなく、ボール遊びや追いかけっこ等の遊びを取り入れてあげるのがおすすめです。ドッグランではリードをつけなくていいので、思いっきり遊ぶことができます。

天候が悪くて外に出られないような時には、家の中で柔らかいボールやおもちゃ等を使ってたっぷりと遊ばせるようにしましょう。

夏の暑い時期は道路のアスファルトが高温になって危険なので、陽が沈んで暑さが和らいでからや暑くなる前の早朝などに散歩をするのがおすすめです。

土のある場所の方が、アスファルトよりも熱くなりません。

運動神経抜群でスポーツにも最適

パピヨンは身体能力が高く運動神経抜群なので、ドッグスポーツに挑戦するのも最適です。

ドッグスポーツには色々な競技がありますが、その中でもパピヨンに向いているのはアジリティーになります。
アジリティーは、人と犬がペアを組みハードルやシーソーといった障害物をクリアしていく競技です。

ドッグスポーツに参加

犬に指示を出す人はハンドラーと呼ばれ、ハンドラーは状況に応じて適切な指示を出すことが求められます。
犬もハンドラーが言っていることをすぐに理解することが求められるので、お互い呼吸を合わせることが重要になります。

アジリティーを始めた当初は難しいと感じるかもしれませんが、何度も練習を繰り返すことで徐々に慣れていきます。

パピヨンは体を動かすのが楽しいので、無理にスポーツに取り組んでいるわけではありません。
大好きな飼い主と遊んでいる感覚で、楽しい気持ちを持ちながらアジリティーに取り組めます。

最初は出来なかった課題を一つ一つクリアしていくことで、大きな達成感を味わうこともできます。
飼い主にとってもあまり体力は必要ないので、体力にあまり自信がない人にもおすすめです。

ドッグスポーツの大会なども開かれているので、そういった場にも参加できます。

ブラッシングの関係性について

パピヨン犬も含めて、犬は汗をかきませんのでシャンプーは2~3週間に1度程度で事足ります。ですが、散歩等に行けば相応に汚れますし、毛玉対策の意味も考えるのでしたら、定期的なブラッシングはパピヨン犬にとって重要性を持って来ます。

子犬の内は、大きさが小さい事もありますので毎回ブラッシングをする必要はありませんが小さい頃からやられているのと、そうでないのでは大きくなってからの慣れの点で大きい差が出ます。

もしもやるのでしたら、狙い所は耳の下部分の裏付近を注視して下さい。この付近は特に毛玉になりやすく、櫛を使ったりすると効率よく処理が出来ます。

毛並みを整える

特にパピヨン犬の特徴である耳の下の飾り毛を強調したい様な目論見がある場合は必須と言っても過言ではありません。

また、実行しようとする際の重要なポイントとしては、暴れて嫌がる犬も多かったりするため、その時に強引に押さえつけない様にする事が大切です。

これに失敗してしまうと、長じてから本格的な苦手意識を持ってしまう様な事も無いではありませんので、しっかり静止出来た時には褒めちぎるといった方法等で上手くバランスを取る事をお勧めします。

ちなみに、注意点としてバリカンはベテラン向きの機材と思って下さい。慣れない飼い主が使ってしまうと皮膚もろともやってしまう事がありますので、櫛からスタートしてまずはコツを掴む事が肝心です。

ブラシの選び方について

基本的にはピンブラシ、コームブラシの2種類があれば、パピヨン犬対応には事足ります。ちなみに、毛を抜く為の道具でスリッカータイプの物もあったりしますが、シングルコートのパピヨン犬に投入してしまうと負担が大きくなってしまうので、避けた方が賢明です。

後はコームタイプの物はパピヨン犬の毛のもつれだったり、毛玉が何かを全体的に確認する為の物になります。続いてピンタイプの方は中型犬や毛が長い種類の犬に使う時に重宝し、差ほど徹底しないまでも、大まかにでも身だしなみを整えてあげたいという様な時に投入する物と考えて下さい。

注意点としては、ピンタイプの物はピンがハードとソフトの2種類ありますが、パピヨン犬に使う場合はソフトタイプの物を使う事をお勧めします。

特に肌にピンが当たってしまう様な事が無い様にソフト目に道具を使う事を常に意識して下さい。

優しくブラッシング

犬種全体の特徴とも言えますが、パピヨン犬は基本的に毛が繊細です。春と秋に毛が生え変わる時期があり、そういった新陳代謝が活発な時に大きい刺激を与えてしまうのは余り良い事ではありませんので、道具選びの段階からその辺りは警戒しておく方が安定します。

全体的なケアで道具を絞りたいという場合には、コームタイプの物のみで実施するというのも1つです。コームタイプであるならば、全方面に平均的に対応可能となります。