パピヨンってどんな犬種?

パピヨンはペットとしても歴史のある血統で、18世紀ごろのヨーロッパが発祥です。

パピヨンの発祥

所説ありますが、ファレーヌという耳の垂れた小型犬の中で耳が立っている種類が発見され、改良されることによって耳が立っているパピヨンが誕生しました。

ファレーヌは16世紀ごろからヨーロッパで貴族に愛された犬種ですが、その後立場が変わり、パピヨンの人気が急上昇したのです。
フランスではマリーアントワネットの愛犬だったことでも知られています。

パピヨンの中にもシングルコートとダブルコートの2種類があり、毛の量に違いがあります。
しかし抜け毛も少なく毛が伸び続けるわけでもないので、お手入れは難しくありません。

体重は2~4キロ程度のものが多く、親になった犬によって毛色も豊富で、ベースはホワイトのものがパピヨンとして認められます。
比較的気の強い犬種のため、大型犬にも物怖じせずに向かっていくことがあります。

たくさんの犬がいる環境下では興奮しやすくなるため、あまりたくさんの犬がいる場所には向きません。
吠えることも多いので、しっかりと躾をして周りに迷惑をかけないように育てていくと良いでしょう。

室外よりも室内で飼うことに向いています。

パピヨンを飼うときの注意点

パピヨンの身体能力は他の小型犬と比較しても高く、ジャンプ力が強い反面、足の骨の太さは並のため、骨折や膝蓋骨脱臼に気を付けなくてはなりません。
室内で飼っていると運動不足にもなりやすいため、定期的に散歩につれていくなどして、運動不足にならないような工夫も必要です。

ジャンプ力は年齢を重ねてもあまり衰えることはありませんが、一方で骨は弱くなっていくので、年を取ってからの運動は注意しましょう。

しっかり躾をしていない状態で、犬が欲しがるようなものを届くような高さに置いておくことにも気を付けましょう。
ジャンプ力の高さゆえに、何度もジャンプしてとってしまうことはよくあります。

簡単にいすやテーブルにも乗ってしまうので、乗ってはいけないことを教えておくと良いでしょう。
知能は高いため、ダメだとしっかり教えれば言うことを聞いてくれるようになります。

しつけが大事

小型犬で心配になるのが病気ですが、パピヨンがなりやすい病気はあまりないため、それほど心配する必要はありません。
運動不足にならないようにし、体重が増えすぎないようにコントロールしてあげると良いです。

爪切りや耳掃除、歯磨きなども通常の犬が行う程度のもので十分で、飼いやすいのが魅力の1つです。